アミティ（AMITY）
by AtoZ

発表から約10年、現在も人気のコンパクトキャブコン。女性インテリアデザイナーによる内装のコーディネートなど、昨年大きなアップデートがあった。2018年現在は、花、森、港、をテーマにした３タイプがラインナップ。マルチルームをもたず、最後部の二段ベッドが上下段ともマットの着脱可能というフレキシブルなレイアウトは初期から変わらない。ホンダのステップワゴンよりも短い全長ということもあり、普段使いするユーザーも少なくない。このコンパクトさながら、走行時と就寝時の乗車定員はどちらも大人６名。

マルチルームを廃したレイアウト。ダイネットを展開するとセミダブルほどのサイズのベッドにできる。ここにも大人二人が就寝可能。

２列目のシートはファスプシートなので写真のように進行方向に展開することも可能。

バンクベッドのサイズは 180 × 142cm で大人２名が就寝可能。中央部は格納できる引き出し式になっていて、運転席とリビングエリアの行き来がしやすいつくり。

バンクベッドの側面両側に窓があり、コーディネイトされた遮光カーテンも付属。助手席側はエントランス上の収納に、横からアクセスできるようになっていて、寝る際にスマホを置けるなど利便性が確保されている。

常設二段ベッドは上下段とも 184 × 72cm、高さ 68cm。読書灯とガラスの窓も両方に備わる。写真は下段。

二段ベッドの上段には、車幅いっぱいに吊り棚が備わっている。棚の扉の開閉時にも使用されてる木材の軽さが感じられる。

シンク上部の吊り棚は、電子レンジの収納を想定されていて、棚の内部に電源コンセントも装備している。

シンクのフォーセットはシャワーにもなっていて、引き出して窓などから外へも向けられる。使わない際はフォーセットを寝かせばシンクの蓋を閉じてスッキリ収納できる。

窓は全てガラス製を採用。開閉できる窓は全てスライド式で、網戸も付属。開閉式、非開閉式、どちらも断熱性の高いペアガラスが使われている。

二段ベッドのマッドは上下段とも全て取り外すことができ、カーテンで仕切れば個室のように使用することも。ここを簡易的なトイレや更衣室などとして利用することも可能だ。

３列目シートの足もとにAC電源が取れるコンセントがある。他にもエントランス脇のシューズボックス上にも備わっている。

全長はホンダのステップワゴンと同程度の 4,690mm。すでに普通車を運転している女性なら、すぐになれるサイズ感も人気の理由。仮装部のボディは FRP 製。カラーリングは内装のコーディネートに合わせて３色が用意されている。

外部収納は合計３箇所あり、一つは写真のエントランス左横。あと二つは車両後部の左右に備わっている。

外部電源の入力口は、左テールランプ下に位置している。

バックカメラを標準装備。必要であればオプションでルームミラー型のモニターも設置できる。