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キャンピングカーの需要は自動運転の普及とともに、さらに引き上げられる!?

自動運転車が普及してきたら、人は移動中の車内で何をするだろう? 運転から解放されたら、仕事、読書、映画鑑賞、仮眠、瞑想…。事故率が極端に低下すれば、もしかしたらシートベルトの着用義務が解除されるかもしれない。そうなれば、できることはもっと増えるだろう。

メルセデスベンツが 2015年 に発表したコンセプトカー「F015」

自動運転の普及は、現状の一般的な乗用車の購買意欲を削ぐ!?

例えばタクシーの運転手に支払う人件費がかからなければ、運賃がガクッと安価になるだろうから、普段の買い物にも自動運転のタクシーを利用する方がよっぽどコストを抑えられるようになるでしょう。 EV(電気自動車)化すれば尚更ですよね。バスも同様。そもそもタクシーなのかシェアカーなのかわからないぐらいの存在になるんじゃないでしょうか。スマホなどの端末で容易に自動運転車を呼び寄せて移動できるようになるわけだから。 そうなると所有することに意欲がわかなくなってくるとこは容易に想像できるし、ましてや今の20代の若者は、物の所有欲が薄いといわれている。だから自動車メーカーは、さらなる付加価値を生み出さなければ、国内で新車がどんどん売れなくなってしまう。それに自分で運転するのはかなりのリスクになるだろうから、運転する喜びのためにクルマを所有する、という層もかなり少なくなることも予想できる。 追記:2017.5/5 2017年4月20日に公開された「WIRED」の記事に、15年後にはロサンゼルスだけでも200万人がマイカーを手放す(44%減)だろう、というレポートが紹介された。

自動運転が普及した世界のクルマは、ちょっとしたキャンピングカーのような要素が求められるようになっているかもしれない。

そこで、 “移動する部屋” のような価値を提供できればどうだろう。それは自宅に駐車している際も、自宅の拡張した部屋、としても機能できるわけだから、所有する理由になる。キャンピングカーのあり方にも影響してくるかもしれませんね。 もちろん自動車メーカーはそれぐらいのことは予想してるでしょう。特に日産は、eNV200 WORKSPACe というワークスペースにもなる電気自動車のコンセプトを発表しているし、他にもリチウムイオンバッテリーを乗せた NV350 ベースのグランピングカーの公開や、昨年「プロパイロット」をセレナに搭載してすでにリリースしていたりと、活発に感じます。

2016年 に日産が発表した eNV200 WORKSPACe

日産がキャンピングカーショー 2017 で出展した、NV350 ベースのリチウムイオンバッテリー搭載グランピングカー

昨年発売された日産のプロパイロット搭載セレナ

ノマドワーカーの間ではすでに自動運転のキャンパーが話題になっている。

自動運転キャンピングカーが出たら購入する予定だというイケダハヤトさん

ノマドワーカーも自動運転が普及すれば飛びつく、という人は少なくなさそうですね。現に「まだ東京で消耗してるの?」で有名なブロガーのイケダハヤトさんも自身のブログで、自動運転が出たらキャンピングカーを買いたい、と言っています。 また、営業などで全国を頻繁に回るような仕事の人たちからも、eNV200 WORKSPACe のような車両の導入を真剣に検討している層はいるし、オリックスレンタカーは去年、すでにモバイルオフィスカーのレンタルサービスを開始している。

12時間 13,500円 のオリックスレンタカー「モバイルオフィスカー」

ということで、キャンパーズネットではこれからも、自動運転に関する情報も積極的に取りあげていこうと思います。

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